せっかく雲に戻ったのですが、再び日食の話題に。 写真がデジタルの時代になって、天文分野では一昔前には考えられないような画像を得ることができるようになりました。太陽のコロナもその一つです。コロナは輝度差が激しい上に微妙なグラデーションがあるので、肉眼で見 ...
2009年07月
飛行機から見た高積雲の波状雲
中国へ向かう飛行機の中からの、高積雲の波状雲です。今回は本当に窓に恵まれず苦しい姿勢での撮影でした。 しかし、飛行機が新しいのとANAであるためか、窓がきれいで視界がすっきりして気持ちがいいです。JALの飛行機はなぜあんなに窓が汚いのでしょうか。 ...
レンズ雲を真横から見ると
羽田への航空機の中では、前線の上を飛ぶために異様な光景が見られました。その一つがたくさんのレンズ雲。 窓に恵まれなかったので思うように撮影ができず、ちょっとイライラしましたが、やっと撮れた写真です。 中層のレンズ雲。雲頂が明瞭で境界がはっきりしていま ...
珍しい光景 飛行機から見た縦の虹
日食一色になっていたので、ちょっと雲から離れた記事が続きましたが、そろそろ「ブログ 雲三昧」の本筋に戻ることにします。 今回の日食での移動は飛行機になるので、窓から見る夏の亜熱帯の雲に期待していたのですが残念ながら窓際を取ることができませんでした。 ...
皆既日食観測レポート 5 総まとめ
今回の日食のまとめ ★1枚目は日食の経過を合成した物です。雲が多かったため、撮影間隔は一定ではありません。また、ダイヤモンドリングも「切れ味の良い」写真ではなく雲の影響がおわかりになるかと思います。 全体を通じて薄雲に影響された日食といえますが、他 ...
皆既日食観測レポート 4 私たちの観測場所
日食レポートの4回目です。今回は観測地について。 1枚目 Google earthでの画像です。観測地は北緯30°28'、東経119°36’、高台の大きな人造湖(江南天池・おそらく揚水湖だと思います)があり、それを取り巻くように敷設された舗装通路が観測場所です。目の前に ...
皆既日食観測レポート 3 観測場所と観測機材
帰国して1日、つい昨日まであの喧噪の中国にいたのがウソのようです。また、3日前には皆既日食の観測をしていたのも夢の中の出来事のようです。 さて、前のレポートにも書いたように観測地の天荒坪は、杭州市街から2時間20分の上海天文台の近く、標高900mの小 ...
皆既日食観測レポート2 皆既中の夕焼け現象と第3接触
一夜明けました。というより、昨夜は午前4時に寝たので、昼近くになっただけですが。 さて、皆既日食レポートの2回目。 朝よりは雲が薄くなったものの、日食中はずっと全天を覆う雲が薄くなったり濃くなったりを繰り返し、濃くなったときは太陽さえ見えない状態で ...
皆既日食観測レポート 1 美しいコロナ
先ほど中国:杭州から帰ってきました。 結果からいうと、天候が心配された中、日食が始まると同時に奇跡的に雲が薄くなり、薄曇りの中でしたが素晴らしい、夢のような5分36秒を過ごすことができました。 雲の中に浮かぶ真っ黒な太陽は、それは不思議な物でした。も ...
日食遠征の荷造り完了
いよいよ、明日夕方金沢を出発。成田に1泊して、20日朝に中国へ向かいます。 21日には観測場所の下見。そして22日に皆既日食です。 機材の準備が整いました。荷物のほとんどは撮影機材で、着替えなどはごくわずかです。 機材リストです。(興味のない人にはた ...
オレンジ色に染まる積雲の雲底
夕方何となく外を見ると、景色が赤い。 カーテンを開け、上を見ると崩れていく積雲の雲底がオレンジ色に染まっていました。空はまだ明るく青かったので青とオレンジの対比が美しい夕焼けです。 梅雨時に夕焼けを見ることはあまりないような気がします。今日の金沢は最 ...
1999年の皆既日食で
関東が地方梅雨明けしたそうですが、今年は中国がどうなっているか気になっています。 22日の皆既日食までにはと思っていますが。 さて、画像は99年トルコで撮影した皆既日食の写真です。たった2分の皆既のために10日間かけて砂漠の真ん中へ。「これで曇ったら ...
美しい! 高積雲の半透明雲
昼から高積雲が広がっています。 その高積雲が半透明雲となってとなって空じゅうに薄い青の模様を描いています。これほどきれいな半透明雲は実は初めて見ました。 梅雨の真っ最中、いい雲を見せてもらいました。 ...
地上と気象衛星ひまわりから見た上層雲
ちょっと前(7月7日)の画像です。 金沢市の西~北西に上層雲が何本か平行に横たわっていました。 上の画像が地上から見たものです。12mmの超広角レンズで撮影したものですので、実際は巨大な縞模様です。 下はほぼ同時刻の気象衛星ひまわりの可視画像です。高知 ...
巻積雲・巻層雲が作る空
午後から梅雨時には珍しいきれいな巻積雲がでています。 さて、土・日と皆既日食撮影のための準備をしています。遠征地は中国。 着替えや洗面具などの普通の旅行に必要な物はもちろんですが、望遠鏡・カメラ・ビデオ、それらに使う予備バッテリ、記録メディア、それ ...
これが幻の(?)珍百景での私の雪結晶
先日7月8日に放送された、テレビ朝日「ナニコレ珍百景」でホンの一瞬、私の撮影した雪結晶の画像が使われたのですが、その場面を公開します。 小さくそれも3秒ほどでしたが。 それでも三船美加さんのコメントで使われたのでまあよしとしますか。 ...
最強のパートナーSanDisk Extreme3 16GB
今日はカメラ好きな人にしか興味のない話題を。 Nikon D700用の新しいメディアを買いました。 あこがれのSanDisk Extreme3 16GBです。いままでいくつかのメーカーのメディアを使いましたが、トラブルの際、最もしっかり対応してくれるSanDisk。いつかは買いたいと ...
TV番組 未来創造堂に私の画像が使われました。
TBS系のテレビ番組「未来創造堂」 ♯165「人工雪の未来を切り開いた男」/司会 木梨憲武/テレビマンユニオン製作に雪結晶の画像を提供しました。 この回は木村カエラ、麒麟がゲストでしたので私の写真も彼等の目の前を通り過ぎたわけで。 番組の画像をキャプチャ ...
わき上がる積雲 3D写真
久しぶりに3D写真をどうぞ。 羽田から小松への便で撮影したものです。 3D写真になれていない人は、上の2つの「雲三昧 by Akinoko」の文字が重ね合わさるようにして見てみてください。 夏の積雲が泡だっているような構造になっているのがわかります。おもしろい ...
巻層雲と積雲のコラボ
朝から来てます、蒸し暑さ。 空は巻層雲+下層の積雲です。積雲はダイナミックな形状をしていますね。 さて、今月22日に日食があります。皆既日食帯は日本の南西諸島の一部を通りますが、一般の人にはちょっと難しい場所です。そこで、中国へ遠征することにし ...
積雲列ができる季節
湿度も気温も高い季節。 実は昨年発見したのですが、夏になると加賀平野に沿って積雲が巨大な列を作ります。今日は今年初の積雲列を見ました。 この積雲列は普通の積雲と違って、時間がたっても場所がほとんど変わりません。つまり同じところで、少し形を変えながらだ ...
空から見た女満別空港と網走湖
昨日撮影した画像です。 女満別空港は道東の空の玄関口であり、網走・知床や北見へのアクセス空港となっています。 北見へ来るようになるまでは存在も知らなかったのですが、コンパクトながら便数も多く助かっています。 向こうに見えるのが網走湖。今回は網走湖に向 ...
高積雲の雲頂 ぶつぶつ
今日最後の更新です。 やっと金沢の自宅に到着。何度往復しても遠いです。 ただ、私の場合飛行機の中で「雲」という楽しみがあるのでまだ、移動も楽しいですが、実際乗り継ぎの待時間の方が長いので、移動後には結構くたびれます。 さて、最後の画像は高積雲の雲 ...
飛行機からみた富士山の笠雲
やっと小松空港着。現在金沢駅へバスで移動中です。 さて、羽田から小松への移動は羽田発が18時30分と遅かったため、日没と飛行機の西への移動の競争みたいな感じで、終始夕暮れ状態でした。こんな時は太陽が雲頂に当たって美しいはずなのですが、今度も逆の窓側です ...
金沢へ移動中 飛行機からみたカナトコ雲
女満別から羽田の機中で「揺れが予想されます」とのアナウンス」夏場の揺れといえば積乱雲ではないかと期待していましたが、案の定、しばらくして窓の外にはカナトコ雲がいくつか見えてきました。 その後、でっかい積乱雲の真横を通って迫力満点で、とても楽しめました。 ...
北見は8日目にして初の晴れ 金沢へ移動
これから女満別空港へバスで移動し、その後羽田→小松→金沢へと帰り道です。 北見は普通天気がよいのですが今週は本当に良い空をみることができませんでした。 離れる今日になってやっと青空が出ています。画像は積雲。 ...
仁頃山登山 おもろい道路標識発見
北見滞在7日目。今回の滞在中は、北見には珍しくずっと層状の低い雲が空を多い続けており、期待していた空にはついにお目にかかれませんでした。 さて、今日は土曜日。大学の先生とお子さん、学生さん達と北見近郊の仁頃山という820mほどの山に登山してきました。 ...
人工雪結晶生成実験
北見滞在4日目 今日は天候が優れず朝から雨。雲の写真はお休みです。 今日の午後は北見の学生さんの人工雪結晶生成実験の様子を見ていました。 簡単に言うと、雪の結晶は奥行きがあって、すべての場所に写真のピントが合わないのでカメラを10μmずつ動かして写真 ...