今日北見の最高気温は32.2℃だったそうです。 「そうです」というのは、予報で今日は天気が良さそうだというので大学の先生とサロマ湖の砂嘴にある「ワッカ原生花園」へ行ってきたからです。サロマ湖近辺の最高気温は24℃ほどど気持ちよい天気でした。 ネイ ...
2010年07月
雲のレイヤー
飛行機に乗って雲を見ると、大気が何層にも重なっていることがわかります。 その層ごとに雲ができていることが多いからです。 1枚目は乱層雲の海とその上に広がる巻雲。 2枚目は高積雲の下を上昇している間に真横を通り過ぎていく積雲。 ...
目と同じ高さの尾流雲
ようやく北見着。北見は大降りの雨。 飛行機からの雲レポートの続きです。 高度10000mを超えたところにできた尾流雲です。 形状と高度から、おそらく小さな積乱雲の雲頂部が切り離されてできたものと思いますが、非常に興味あふれる形をしています。下は雲海で ...
一瞬の壮観 高度0°の太陽柱&幻日
やっと女満別に到着。北見へのバスの中です。 飛行機の出発が遅れ、離陸前に日の入りになるのではないかと冷や冷やしました。だって、雲を見たいんですから。 で、今日の飛行機からの雲レポートNo.2。 羽田発の飛行機なのですが、離陸しても大変厚い雲をなかなか ...
飛行機から見たカナトコ
羽田に到着。エアポートラウンジで明日の発表の準備です。 さて、小松-羽田便の窓から見える雲は今回もおもしろかったです。低気圧が接近しているので大変複雑な雲でしたが、ねらいの「カナトコ」は厚い雲の上からいくつも頭を出していました。 いずれも小型です ...
高積雲
10日ほど続いた快晴、今日は一休み。 朝から高積雲が空一杯に広がりました。午後からは久しぶりに雨もポツポツと。 こんな日は積乱雲の出現もなく、ちょっとホッとしています。 明日から休みをもらって北海道、北見工業大学に出かけます。久しぶりに雪の結晶の世界 ...
沸き上がる熱流 雄大積雲から積乱雲へ
目の前で新しいサーマル(熱対流)が次々と上昇し、積乱雲を作っていきます。 雲の内部の上昇気流が盛んで発達中のときは、雲の上部が「カリフラワー」のような形状になります。 写真も「カリフラワー(あるいはシュークリーム?)」のような盛り上がった構造がはっき ...
カナトコ13号
今日はかなり近い(富山でしょうか、後ほど衛星画像で確認します)積乱雲です。 ドカンと盛り上がり花火のように開いていくのがわかります。その間わずか13分間。積乱雲の成長がいかに早いかわかりますよね。だから目が離せないんです。 気象衛星画像 ...
カナトコ10号
続きまして、カナトコ10号です。 このカナトコは、数本の塔状の積雲が集まって時間をかけて太い柱になり、徐々にカナトコになっていきました。 普通私が見ているものとはちょっと異なった成長過程です。 2枚目の手前のシルエットになっている塔状の積雲がおもしろ ...
カナトコ9号
今日は休みを取って娘をプールに連れて行きました。 5時過ぎから、カナトコを撮影するために見通しの良い場所へ移動し待ち伏せ。 5時20分頃から極太の積雲の柱が立ち上がり、先端が水平方向へ広がりはじめました。 カナトコ9号です。写真上は5時40分、下 ...
昨日のカナトコまつり(?)のまとめ
昨日見られた積乱雲のまとめです。 当ブログは私の雲のデータベースにもなりますので、ここでまとめておきます。 昨日は6つの積乱雲が金沢から確認できました。そのうち3つは関西・中国から北東方向に向かって流れてきたもの(写真①~③)。残り3つは岐阜から長野 ...
かすかに環水平アーク
積乱雲祭り(?)で騒いでいる所ですが、太陽高度が高い夏は環水平アークを見るチャンスでもあります。 今日は久しぶりに全天を巻層雲が覆っていますが、サングラスをかけてみると、ほんのりと環水平アークが現れています。結構長いのですが夏の日射しの中に完全に埋も ...
南西から流れてきたカナトコ雲の先端の巻雲
今日は日本中に積乱雲ができていました。 が、あいにくどれも石川県からは遠くてやっと頭が見える程度。 でも6時半頃南西の方角から、カナトコの先端だとわかる巻雲がフワーッと流れてきました。形からしても間違いありません。 1枚目はこのときのカナトコの先 ...
猛暑 カナトコ列島日本
今日も日本中が暑さに包まれました。 今日夕方5時の気象衛星画像を見てみると、、、中部から九州にかけてにカナトコがいっぱいあります。 特に長野県~群馬県にあるものは長さが200kmはあります。 カナトコを見るには夕方5時からが勝負。 雲好きには花火より ...
今日も夏 積雲のちょっと変わったちぎれ雲
太陽の近くにある積雲の「ちぎれ雲」です。 とは言っても、ちょっと変わっているのは、ちぎれ雲の周囲に極蜂の巣状雲の様な形状の薄い雲が取り巻いています。 おそらく、この積雲は下降気流による消散過程にあるのでしょう(、、、というか消えていきましたが)。太陽の周 ...
ついに入手! 幻の宝物。
真夏に申し訳ありません。 私は、雪の研究をチョビッとかじっています。 世界の雪の研究のいわば生みの親とも言うべき人が中谷宇吉郎です。 雪の研究者にとって中谷宇吉郎はまさに「神様」でもあります。同時に絵画や文才にも優れていおり、「雪は天から送られた手紙 ...
猛暑といいますが、 逃げ水
テレビでは猛暑、猛暑と報道されていますが、夏は暑いのが正常です。 昨年の冷夏を思えばこちらの方がどれほど正常かと。ただし、急激に暑くなったので、皆さん体が追いつかないので、体調には十分注意しましょう。 さて、今日も強烈な日射で気温がどんどん上がりまし ...
昨日のカナトコ1号の先端
カナトコ2号が現れないかと外が気になっています。 写真は昨日のカナトコ1号の先端部分。ここの高さは10km以上。で、ここでは水滴が凍って氷晶になってしまいます。先端部ではその氷晶が繊維状になって見えます。 上空ではイロイロ難しいことが起きているのです。 ...
カナトコ1号 その後
先程アップしたカナトコのその後です。時刻は40分後の19時。 用事があって、一番良い時間帯を実のhがしてしまいました。 カナトコが大きく広がっているのがわかると思います。 2枚目は18時と19時の気象衛星ひまわりの画像。岐阜県に大きな積乱雲の広が ...
この夏、積乱雲1号
夕方6時過ぎ、ふと外を見るとカナトコ雲が広がっていました。 2010カナトコ1号です。 昨年は冷夏で1つも見られなかったカナトコが早くも現れました。形はイマイチですが、紛れもない夏の象徴。 幸先良い夏の始まりです。 ...
下層の「積雲」、上層の「巻層雲」
暑い1日になっています。 繊維状の構造が見える巻層雲が広がっている下には、山地地形に沿って下層の「積雲」ができています。 この2つは同じ「雲」でも、存在するところと条件が全く異なっています。巻層雲ができる高さは1年中-数十℃の極寒の条件、地表面に ...
おすすめ雲の本 「雲のコレクターズガイド」
行きつけのスタバで、6月30日に出版されたばかりの雲の本をめくっています。 「雲のコレクターズガイド」 。「雲を愛でる会」を主宰している著者(イギリス人)が世界中の会員から集めた美しい雲の写真が解説付きで掲載されています。 典型的で、形状も素晴ら ...