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北見滞在6日目。

朝起きると、どうも外は晴れているようです。あいにく窓は西に向いているので、太陽の近くの様子はわかりません。高積雲が少し見えていたので「これはあやしい!」と思ってカメラを持って外に走りました。

案の定外では見事なサンピラーが見え始めていました。場所を移動しながら撮影していると、運の良いことに雲が太陽の前だけを覆って流れ、上下の長い太陽柱(サンピラー)が現れてきました。太陽の直径(1°の半分=30′)から計算すると長さは10°ほどあります。これほど上下に長いサンピラーは自分もはじめて。見事な輝きでした。

サンピラーは大気の下層(地表近く)に板状の結晶が水平を保って穏やかに存在しているときに現れます。よって、北見のように地表面近くが冷え込む地域の方が見るチャンスは大きいといえます。

サンピラーの上では高積雲の雲底が照らされて、鱗状になっています。これはこれでおもしろい!

撮影していると若い男性が、カメラを持って走ってきて、同じ被写体を撮影し始めました。長く雲や大気光象を撮影していますが、こんなマニアックなものを喜んで撮影している仲間に出会ったのは初めてでした。