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北陸も梅雨入りしたようです。今日の空は乱層雲。時折大粒の雨が降ってきます。


気象台は数年前から、以前のような「梅雨入り宣言」と呼ばれる感じではなく「梅雨入りした模様」とソフトな表現で梅雨入りをアナウンスするようになりました。

これは

1.梅雨を第5の季節と捉えるようになって、はっきりとした境界線を引く必要ががないのではないかという考え方が広まっている

ことが大きいと表向きは言っているのですが、本当は

2.梅雨戦線の振動で梅雨入り宣言直後に好天があったりすると「気象庁(台)の予報はまたはずれた」という報道の短絡的な姿勢と、同時に一般からの苦情を回避する

という目的が大きいと感じています。(あくまで個人の見解ですけどね)

あまり大きな声では言えないのですが、「雨か降るかふらないか迷ったら、とりあえず雨と発表した方が苦情が来ない」と気象関係者から効いた事もあります。「晴れと発表して雨が降ったら苦情が来るが、雨と言って晴れても世間の人はあまり怒らない」ということです。科学では割り切れないパワーバランスが気象にもあるのです。

最近の風潮で「人に頼るくせに、簡単に人のせいにする」という事が多いと感じています。天気予報だけではなく、「情報を材料に、最終的には自分の判断(責任)で物事を決めて行く」姿勢が必要だと思います。