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帰国して1日、つい昨日まであの喧噪の中国にいたのがウソのようです。また、3日前には皆既日食の観測をしていたのも夢の中の出来事のようです。

さて、前のレポートにも書いたように観測地の天荒坪は、杭州市街から2時間20分の上海天文台の近く、標高900mの小高い丘の上で微細なコロナの観測にはぴったり。

そこに各国からたくさんの観測者や観光で訪れた人たちが集合してきていました。約3000人ということですが、スペイン・ドイツ・フィンランドから、そして国際天文学連合の観測者達も望遠鏡を並べていました。

場所の確保も有料ということで、そこは我らがJTB、広い場所を確保してくれていましたので余裕を持って観測機材を置くことができました。しかし、前回のトルコの時は広い砂漠の一角の小高い丘でそれこそ隣の観測者とは5~10mも離れていたことを思うと全く観測の環境は別世界です。

しかし、かえってお祭り騒ぎみたいな雰囲気が感じられて、これはこれで楽しい状態でした。まあ、観測場所にあまりに多くの人が入っていくので、到着した最初は「大丈夫かいな」と心配にはなりましたが。だって、バスが続々とい着して、多くの人がぞろぞろとゲートを通って観測エリアに入っていくのですから。


画像1、2枚目は観測地の様子。たくさんの人がスタンバイしています。2枚目右奥に見える小高い丘にあるのが上海天文台。3枚目は私の観測撮影機材。
タカハシFC-60NZ+Nikon D700で拡大撮影、Nikon D60+Fisheye Nikkorで皆既中の風景、そして望遠鏡同架したCanon Ivis FS21で日食の経過撮影という具合です。カメラ関係には直射日光で温度が上がって誤作動しないようにアルミシートがつけてあります。