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せっかく雲に戻ったのですが、再び日食の話題に。

写真がデジタルの時代になって、天文分野では一昔前には考えられないような画像を得ることができるようになりました。太陽のコロナもその一つです。コロナは輝度差が激しい上に微妙なグラデーションがあるので、肉眼で見たようにはほとんど写すことができませんでした。というか、双眼鏡で見るコロナは髪の毛の集まりのよう細い流線が無数に走っているのですが、これが写らないのです。

で、デジタルの時代になって画像処理でそれが可能になってきています。

今日の画像は露出を変えて撮影した8枚の画像から処理したものをお見せします。まだテスト段階で慣れていないので満足できるレベルではないですが威力は素晴らしいです。

曇っていたため、外部コロナは写っていませんが、これを見るとつくづく天気が良かったら素晴らしい画像がえられただろうと残念に思います。

太陽の左側にはコロナの中にプロミネンスが飛んでいるのが分かります。肉眼で見るとこんな感じに見えます。