昼近くになって雲が薄く、巻層雲に変わってきています。
空には内暈(22°ハロ)が明るくなったり薄くなったり。
 
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これまでここで何度かお話をしていますが、、、、、、
写真の内暈(22°ハロ)を含む、大気中の氷晶・水滴による光学現象を「大気光象」と総称しています。
そのうち22°ハロは1年間に50回以上、淡いものを入れると100回は観測することができる、いわば「日常の」現象です。(今年4月だけでも10回以上見られています)
 
これに気がついた人の中には感動して「すばらしく珍しい現象」などと、HPやブログに説明してあったりするのですが、残念ながら「自分が見たことがない」=「珍しい現象」というわけではありません。世の中には視野の中にあっても気がつかないものがたくさんあるのです。
 
とはいえ、大気光象には1年に数度しか見られないようなレアな現象(例えば幻日環など)、あるいは数年に1度しか出現しない現象(9°ハロなど)、色彩が鮮やかで明るく驚くような現象(環天頂アークなど)もあるわけで、これらに出会うことが空好き・雲好きにとって無上の幸福となっています。
 
巻層雲が空を覆っているときがチャンスです。ここに来られた皆さんも、本当の「レア現象目撃」にチャレンジしてみてください。
 
 
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